に入りましたね!
巷ではGW、最大10連休とか言ってますが、僕は、暦通りのお休み。ま、それも暦通り行くかどうか…
特に昨年より犬を飼っているいるので、遠出も出来ず、久々に、一人の時間もあるので、長年の夢だった「ピザとビールと24の一気見」をしたいな~とか思ってるけど、もうシーズン全て見てるからわかってる筋を繰り返すのもなんだかな…と思ったり。
さて、昨日は盛岡でお芝居を見てきました!
予想していたより、かなり、面白い公演でしたので、ま、辺り障りのない程度に、お客様を無くさない程度に、久々に感想を…
岩手県盛岡市で活躍する若手の皆さんの45分の公演を、3つ、続けて見られる。企画公演。
この45分という設定が絶妙であったと思います。結構さ、このくらいのお話を、書いたりやったりするのって難しいと思うのね。ま、やるだけなら出来るけど、そこに「満足感」を与えるのはさ。しかも、お芝居を見るのって集中力がいるので、一日、2本も見たら、限界でしょう。その辺り、45分で3本。絶妙!
転換もタバコ2本吸って、トイレ行ったらすぐ位の時間だし。
そういう意味でよく出来ていたなあ~と思います。
最初のお話、「バーニーズマウンテンドック」さんのお話は、早い段階でお話の流れ、筋が提示され、とても見やすかったです。やっぱり、部活のランニングではないけど、何週走れば終わりなのか?予告されず、ただ走れ!みたいな、どこがゴールかわからないお話って基本見ていて疲れるのね、僕は。まあ~そう言いつつ、僕もあんまり筋のある話は書けないのだけど。
設定は、人身御供っていうのかな?それを待つ少女となんとかやめさせようとする少年(青年)。昔話チックで終わりそうな部分を、あどけない少年をしっかり形にした演技力と少女の可憐な佇まいが、今に成立する空間を作ったなあ~と思いました。少女は表情が、座敷牢の中にいるので、見ずらい分、よく声が工夫されていて、あれが成功の全てだと僕は思います。素晴らしい声。
強いて言うと、少女が人身御供の運命を受け入れる理由が、青年を守る為なのか、その運命こそが自分が生まれた理由と知り救われたからなのか、その両方か、もくしは別の何かか、色々にとらえられるわけで、その辺りの感じ方の違いは、勿論味わいでもあって、いいんですが、僕とすると明確なものが見たい気はしました。ま、僕は常々、情緒に欠けるので、これは特殊な感じ方です。
次に見たのが「演劇ユニットせのび」さん。
古典的な世界から打って変わって、今風!
なんか攻めてきたねえ~。
何が、どうなる、のが見えなくて、攻めてるね~。
お話を最初から最後まで順番通りに作るとどうしても省けない部分が出てくるけど、色々と今と昔をシャッフルする事で、省ける部分が出て来て、その辺りの時間配分の手際が良く、ま、流れも良かったので、話の着地点が見えにくくても、ストレスフリー。
役者をしている女性の「日常」と「稽古風景」。時にコミカルに、時にシニカルに。エモーショナルに。
主役の女性が好演でした!
若さが嫌味なく、魅力につながったお話だと思います。
最終的に女性の思い(なかった事はならないで、何も消えないで残るみたいな感じかな?)に集約されていくわけですが、僕は演出家の方に感情が向いていたので、そっちのでっかい概念に向かって、もがく感じも見たかったなあ~とこれは欲張りな感想です。
最後が「劇団しばいぬ」さん。
よく考えたら犬率高いね!
多分四季にまつわる、4つのエピソードとJ-POPに載せて、みたいな感じなのかな?
歌が先かエピソードが先かわからないけど。四季かどうかもわかんないけど、4つだし。
初めてみる役者さんばかりで新鮮でした。
中でも3つめの「タバコ」の女性は僕好きですね。あの男性も、違うことやったら化けるね。きっと。
言葉が氾濫し、そのどこを見たらいいのか、そもそも作者の思いは、どこにあるのか、各シーンと全体を見ても、汲み取りきれない部分があって、そこは心残りです。
ま、そんな感想でございます。
はい。
辺り障りなくね。
うん。
あと、これはいつも思っていて、僕も、どうしたらいいかな~と感じる部分なのですが、舞台の真ん中や真ん中前で、「座って」演じられると、どう客席の配置に工夫しても、役者さんの表情が見え難い。前の人の頭で遮られること、よくあります。ま、傾斜の緩い席だと尚更。折角のクライマックスがラジオ状態になる事、あるある。
これは、極力、客席と舞台とに距離を開けるか、舞台をもう少し高くするか、お客さんがまばらか、最前列に座るか、位でしか解消されない問題で、そこを頭に入れる必要があると思います。
前列にずらっと座った中で、その後ろの席で、どう見えているか、考えたかもしれないけど、そこは大事だなあ~と思いました。
はい。
全体として、とても、すがすがしい、満足感のある、公演でした!
そこ大事!
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